ゆとり世代が「医療・介護連携で実現する 高齢者のための地域医療」を読んだ感想!身近に潜む重大な問題

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こんばんは、keyです

今回の書評は、医療介護連携による高齢者のための地域医療に関する本です

 

タイトルは、
「医療・介護連携で実現する 高齢者のための地域医療」

 

大学生の僕が読むのは速くないか?って思う人もいるかもしれませんね(笑)

 

 

高齢化がすべての国民に影響を与える重大な問題であることは周知の事実です

医療介護連携は高齢化の延長線上にある重要な課題です

 

2025年には3人に1人が65歳以上となる日本

今の病院の状況、介護施設の状況とは大きく変わった状態であることは予想がつくと思います

 

現在においても、
医療費の削減のための将来的なベッド数の減少、高齢化による医療費の増大、少子化による税収の減少、老々介護の問題・・・

様々な問題が渦巻いています

 

 

そんなヤバい状況の中で将来的に病院や介護施設の在り方について気になったのが本書を読んだきっかけです

 

2017年8月にこの記事を執筆していますが、出版されたのは2017年7月です

つまり、かなり最新の情報をもとに知識を得ることができました

 

実際に読んでみて、高齢者のための病院と介護の在り方の理想というか方向がなんとなく掴めたような気がします

また、高齢者が本当の意味で幸せな最後を迎えるためにはどうしたらいいのかということについて考えさせられました

 

 

 

目次

第1章 増える寝たきりの高齢者 
    超高齢化社会の到来で限界を迎える日本の医療

第2章 高齢者医療には介護との連携が不可欠
    医師は良質な介護施設への橋渡し役

第3章 地域全体で高齢者医療に取り組む
    医師が中心となり地域包括ケアシステムを構築する

第4章 「病気を診る」のではなく「人を診る」医師であれ

 

 

感想

医療大国の日本は現在まで寿命をどんどん伸ばしてきました

その結果急速に高齢化が発展して完治が見込めない疾患や寝たきりになってしまう高齢者の方が増えています

 

今までの日本はそのような高齢者に関して問答無用で延命治療をしてきていましたし、それが常識でした

「命を救うこと」が本文である医師はそれが当たり前だったのです

しかしそれが難しくなってきています

寝たきりの患者さんや高齢者の延命に関連する医療費はとても高額です

高齢化によって国の支払う医療費が逼迫してきています

 

そのような現状に対して在宅医療への転換が進められてきています

しかしその在宅医療の整備がうまく整えられていないのが今の状況のようです

 

 

前半部では主に高齢者に視点を置いた医療と介護の現状について知識を得ることができます

そこから続いて医療と介護の連携の必要性、高齢者の自立を促す地域包括ケアシステムや、存在する細かい各介護施設の説明へと続いていきます

 

4章は主に医者向けに書いているように感じたので流し読みしました

 

 

本書を通して重要なことは、「最後まで命を守る」という考え方より自立度をできる限り高め、「最後まで人間らしく生きる」ということを学びました

それを実現するための方法として医療と介護の連携が必須であるという流れです

 

本書を通してこれからの高齢者医療における理想的な地域医療の姿から、それを実現するために取り組むべきことが理解できました

 

 

自分の老後の姿を想像したときにどのようにしたいのか、どのようにしてもらいたいのかを現実味を帯びて想像させられます

 

自宅で過ごしたいのか、介護施設でほかの高齢者とともに過ごしたいのか

自宅で看取ってほしいのか、病院もしくは介護施設で看取ってほしいのか

 

高齢者自身としては「自宅にいたいが家族には迷惑をかけたくない」という思いもあると思いますし、一方家族としても「家においてあげたいが介護と仕事の両立は厳しい」という現状があると思います

 

本当に難しい問題です

自分含めて若者は核家族が進んでいることもあり、自分が高齢者になることをあまり想像できていないように感じます

しかしいずれは高齢者になるのが僕たち人間です

 

すべての世代が一団となって高齢化という問題に対して取り組む必要があるでしょう

それは行政からの制度的な支援も必要ですし、個々人の思いやりや優しさが大きく効いてくるのではないかというのも直感で感じる部分です

 

すべての人間が高齢者のこれからの在り方・生き方について一度深く考える必要があると思いました

 

 

おわりっ