仮説思考をビジネスの場に!「60分図解トレーニング 仮説思考」の感想

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こんばんは、keyです

今回の書評は、仮説思考に関する本の書評です

「60分」図解トレーニング 仮説思考

 

 

僕が仮説思考にちゃんと初めて触れたのは社会調査の考え方[上]という本を読んだときです

 

green-house.hatenablog.com

社会調査の考え方[上]はかなり学術書寄りです

「仮説」の考え方も研究に用いる際の考え方や視点を元に記述されていました

それはもう、気合い入れて読まないと、文字を眺めるだけになっちゃう感じ

こっちは社会調査の中に仮説という考え方があるっていう内容です

仮説思考がメインの本ではないですが、社会調査にとって仮説という考え方は重要なのでかなりのウェイトが置かれています

 

 

それに対し、「60分図解トレーニング 仮説思考」はかなり実用的な内容になっています

「社会調査の考え方」を元にトップダウン的にビジネスの場に落とし込んで考えているのが「60分図解トレーニング 仮説思考」だと感じました!

 

「あーここの考え方はめちゃくちゃ一致してるなぁ」

「ここはスピードを重視してビジネスライクに簡略してる」

「研究としての仮説よりかなり扱いやすくなっている」

とか、双方を読むと比較していろいろ勘づくところがありました

 

 

社会調査の考え方を読むのにはかなり時間がかかりました

本書の場合、集中して1時間で読むことができました

ページ数がそこまで多くなく(150ページちょい)、ページ構成として左ページに説明、右ページに図を挿入しているので体感ページはこの半分です

 

ボリュームは少ないように感じますが、仮説思考としてのポイントは綺麗にまとめられています

時間がない人は、右ページだけをざーっとなぞるだけでも収穫があると思います

 

「仮説思考ってなんだ??」って方には短い時間で多くの理解を与えてくれる本だと思います!

 

 

 

 目次

第1章 仮説思考のプロセス

第2章 課題を設定する

第3章 仮説を立てる

第4章 仮説を検証する

第5章 仮説を利用する

 

 

内容と感想

ビジネスパーソンが陥りやすい思考として、「情報をできるだけ多く集め、確実な答えを出したうえで行動を起こしたい」といったものがあります

僕自身はビジネスパーソンじゃないですが同じように考えるタイプです

慎重派ってことですね

 

しかし決断を迫られて周到な準備をしようとしても、時間は待ってくれません

そうした悩みを解決してくれるのが「仮説思考」だということです

 

問題意識から課題を出し、それに対する仮の答えが仮説です(本書での定義)

そしてその仮説を元に行動に移していくという流れです

 

世の中には自己流の仮説思考を行っている人が多いそうです

しかし仮説思考を行動につなげるにはちょっとした技術が必要です

その技術的な部分、方法論的な部分を体系的に本書で説明しています

 

 

第1章 仮説思考のプロセス

仮説思考とは?からはじまり、それを立てるときの条件や使える仮説の条件と進んでいきます

仮説とは「入手可能な情報や知識から導き出された現時点でベストな結論のこと」です

使えない仮説のパターンも説明されています

仮説思考とは、問題意識から行動までの一連のプロセスのことを指します

各プロセスでの考え方はすごく納得しました

 

第2章 課題を設定する

課題とは、漠然とした問題意識を凝縮したものです

問題意識から課題へ練り上げる方法を示してくれています

「対象をいじりたおす」って言う表現はなるほどなぁって感じでした

多面的に考える方法として具体的な方法論を教えてくれています

どんな場面でも使えるいいツールだと思いました

 

第3章 仮説を立てる

裏づけありきの仮説である、というところからはじまります

「SoWhat」と「Why」を組み合わせ仮説を進化させていきます

データの種類として定量的データと定性的データの説明にも軽く触れています

それぞれの考え方について知らない人には、すごくわかりやすい説明だと感じました

 

第4章 仮説を検証する

検証とは、仮説の制度を高めるために必要なデータや情報を入手し、仮説の妥当性のチェックと修正を行うことを言います

仮説の検証のパターンとして、実験型の検証裏づけ補強型の検証という視点はなかったです

前者しか考えていませんでした

それぞれの検証方法について詳しく述べられています

 

第5章 仮説を利用する

仮説思考におけるチームのメリットや運営方法を書いています

ここは組織論になってくるので、仮説思考との関係をみながらぱーっと流し読みしました

仮説思考特有の考え方っていうよりは「組織を組むならそりゃそうだろ」っていう内容が書いていました

 

 

 まとめ

結構わかりやすい仮説思考の入門書だと思います

仮説思考をちゃんと理解しようとするならもう何冊か読む必要はあると感じました

この1冊で3割ぐらいは理解できるんじゃないかな?って感じ

1時間で3割ぐらいザクッと理解できたら儲けもんでしょ!

 

仮説思考、どんな分野のどんな仕事でも使えるいいツールだと思います

気になった方は読んでみてください

 

 

おわりっ