はいどうも~keyです!
あなたはデータを見た時にきちんと因果関係を判断できてますか?
相関関係と因果関係は全く違いますよ
ってことで!
今回はデータの因果関係を見極めるための思考のトレーニングとして読んだ本の書評になります
読んだ本はこれ
「データ分析の力 因果関係に迫る思考法」
(本のカバーや帯は邪魔なのですぐに外すマン)
文末にデータ分析入門者に向けて、参考図書を示してくれています
その中に、前に書評記事に書いた本がありました
内容的には、どちらもデータから因果関係を導くための考え方に関する本です
難易度は同等なのでどちらを先に呼んでも問題はないかなーって感じです
好きなほうからどうぞ!
どっちも超おすすめ!
目次
1章 なぜデータから因果関係を導くのは難しいのか
2章 現実の世界で「実際に実験をしてしまう」 ランダム化比較試験(RCT)
3章 「境界線」を賢く使うRDデザイン
4章 「階段状の変化」を賢く使う集積分析
5章 「複数期間のデータ」を生かすパネル・データ分析
6章 実践編:データ分析をビジネスや政策形成に生かすためには?
7章 上級編:データ分析の不完全性や限界を知る
8章 さらに学びたい方のために:参考図書の紹介
感想
読みやすい!
データ分析なんて言葉を使うと、めちゃくちゃ難しい本のように感じてしまいますよね
しかし!
本書の中には一切数式は出てきません!
難しい専門用語も!
データ分析の前線に身を置く著者が平易な言葉でわかりやすく説明してくれています
にもかかわらず、データ分析に関する表面をうま~くなぞることで、データと対峙したときの直観力が鍛えられました
文章の難易度的には、高校生でも理解しながら読み進めることができると思いました
文系、理系問わず、データ分析は必須の時代です
データ分析の入門書としてガチマジおすすめ!
因果関係を導けるかが大事!
昔とは異なり、情報技術によって情報を得るのが難しくない時代になりました
大量のデータ入手がすぐに可能ですよね
じゃあデータ量が増えたらそれだけでいい結果が得られるのか?
答えはNOです
素材を大量に入手しても、それを料理できる腕がなければただのゴミになっちゃいます!
そこで、データ分析に関する思考法を持っているか否かが重要になってきます
データから因果関係を導けるかどうかは、これからの情報社会を生き抜く中で必須の力です
分かりやすい手法説明と分かりやすい例
因果関係を導くことは、めちゃくそ難しいです
だからこそいろんな手法が編み出されてきました
本書では、その中でもメジャーかつわかりやすい手法を、例とともに説明してくれています
(目次をみたら提示してくれてる手法の名前がわかりますよー)
1つ1つの例で、データに対してどのように焦点を当てていくかをきちんと説明してくれています
例をこなすごとに、データとの向き合い方にかなり成長を覚えることができます
難しい分析の話をしているにもかかわらず、そこまで負担を感じさせない著者の実力おそるべし・・・!
本書を通して鍛えたのは直観力
結局ね、本書を一気に読了して鍛えられた能力は、直観力だと思うんです
何の直観力かというと、情報を見せられたときに、
「いやそれ、おかしくね?」
って疑えるような、データをパッと見た時に判断する力です
もちろん、手法を知ることも大きな収穫ですよ!
僕なんかはええ感じに言うと研究者の卵(笑)なわけですから、自分の武器が増えたわけです
でも一般的に生活する上ではデータ分析の手法を(研究レベルの妥当性、信頼性を担保して)使うことはないですから、細かい手法はそんなもん覚えなくていいんです
データに対する直観力を鍛えましょう!!
実は判断力や直観力って僕の中でいま最も欲しい能力でして。笑
右脳を鍛えるために左利きの練習をしてるほどです!
・・・話がそれました
こういう情報に対する懐疑力や直観力は、意識しないと鍛えれない能力です
本書一冊一読するだけでも、データに対する考え方のベクトルは正しい方向に修正されます
3時間かからず読了できるので、データに対する直観力を鍛えたい方はぜひ一読を!
Amazonの評価もかなり高いですね!(星4.5以上)
ってな感じで!以上!